MIYAZAKI♥LOVE
平成元年付近や21世紀になった宮崎のことを語ろう
宮崎のお店

宮崎のローカルコンビニ 「ハッピーマート」は市内のどこにあったのか?

かつて宮崎には、ご当地スーパーとして2000年代初頭まであった「橘ストアー」が経営していた、『ハッピーマート』(ハピーマート)というローカルコンビニがありました。

当サイトではこれまでもこの記事この記事を筆頭に、いろんな記事でハッピーマートのことに触れてきましたが、今回は「ハッピーマートの各店舗はいつ、どこにあったのか」を書いてみます。

(各資料と当サイト運営陣の記憶に基づいて独自調査しております。間違いや追加情報がありましたら是非ともコメントをお寄せください^^)

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ハッピーマート大淀店

  • 1980年には既に営業していたことを確認している。
  • 1995年秋~96年のあいだに閉店して「ファミリーマート」になった模様。
  • 売り場面積232㎡
  • 営業時間
    (1986年資料)7時~24時
    (1985年資料)22時閉店

建物は現存している。1階で営業していたと思われる。

この付近は当時から「レマン」や「江南センター」も近い便利な地域だったが、実はそれ以上に大淀小からも大淀中からも近い位置にあるのがこのハッピーマートだったと思うので、近隣住民に重宝されるお店だったと思う。

ハッピーマート新別府町店

  • 1983年にはすでに営業していたことを確認している。
  • 1989年には閉店していた模様。
  • 売り場面積170㎡
  • 営業時間
    (1986年資料)7時~24時
    (1985年資料)22時閉店

現存しているビル1階で営業していた可能性が高いが、最初は戸建て店舗だった可能性もあるので詳細調査中

ハッピーマート鶴島店

  • 1983年にはすでに営業していたことを確認している。
  • 1995年秋~96年のあいだに閉店して「ファミリーマート」になった模様。
  • 売り場面積150㎡
  • 営業時間
    (1986年資料)7時~24時
    (1985年資料)22時閉店

90年代半ばまで道向かいにあった「モンドールサガ」等と合わせて近隣の方々には便利なお店だったのではないだろうか?実際、この店舗を使っていたという声は複数耳にしている。

建物は当時のものが現存していると思われるが詳しいことは調査続行中。

ハッピーマート霧島店

  • 1983年にはすでに営業していたことを確認している。
  • 手持ち資料を見る限り1992年に閉店していた可能性が高い。
  • 売り場面積194㎡
  • 営業時間
    (1986年資料)7時~24時
    (1985年資料)22時閉店

建物は現存している。1階に店舗があった。

ハッピーマートの看板はピンクのハートマークだったと思うのだが、ここのお店の看板はハートの色が赤かったような…ハッキリとは思い出せないが他店舗と違う色だった気がする。

ハッピーマート祇園店

  • 1983年にはすでに営業していたことを確認している。
  • 1996~1997年のあいだに閉店し、「ファミリーマート」になった模様。
  • 売り場面積150㎡
  • 営業時間
    (1986年資料)10時~24時
    (1985年資料)22時閉店

建物は現存している。

他店舗については調査中だが、この店舗は1992年前後には24時間営業になっていた。

個人的には20歳前後に、「こんなところに雑誌でしか見たことないモノが売ってる!」と、ブルーチーズを人生で初めて買ったのが確かこのハッピーマートだったと思う…記憶違いかもしれないが(汗)

ハッピーマート大将堀店

  • 1985年には営業していたことを確認している。
  • 1993年には閉店していた模様。
  • 売り場面積不明
  • 営業時間
    (1985年資料)22時閉店

建物は現存している。1階に店舗があった。
1991年も営業していた。(名前はサンスポット)

1985年の資料には「ハッピーマート大将堀店」との記載があるのだが、1983年の資料では「サンスポット大将堀店」となっており、更に1992年の資料でも「サンスポット」となっているので、85年のハッピーマートは誤表記の可能性がある。

しかし、両店とも橘ストアー傘下のお店だったので、『83年サンスポット→85年ハッピーマート→それ以降、再度サンスポット』という歴史を辿った可能性も捨てきれない。(情報募集中!)

ハッピーマート城ケ崎店

  • 1988年にはすでに営業していたことを確認している。
  • 1995年秋~96年のあいだに閉店して「ファミリーマート」になった模様。
  • 売り場面積不明
  • 営業時間不明

建物は現存している。

ドアから入って右の窓側にイートインカウンターがあったように記憶している。カップラーメン用のお湯ももらえたのでお弁当やパンだけでなくラーメンを食べる学生の姿もあったとか。
※城ケ崎店についてはコチラでも少し触れている

丸山2丁目のハッピーマート

丸山2丁目にあったので「ハッピーマート丸山店」という名称の可能性があるが、詳細は調査中(情報募集中!)

  • 1989年には既に営業していたと思うし、その時代にはあったことを確認している。
  • 閉店したのは1995~96年あたり。(閉店後はクリニックとなった)
  • 売り場面積不明
  • 営業時間不明

建物は現存している。1階に店舗があった。

平成元年あたり、大宮高校から最も近いコンビニだったと思う。

乱橋店や祇園店と同じく正方形の白タイル使用の建物で、当時このタイルを見ると「あ、ハッピーマートだな」と感じていた。(白タイルといえばローソンのイメージかもしれないがその頃まだ宮崎市内にローソンは無かったのだ)

※この店舗についてはコチラでも少し触れている

ちなみにこのハッピーマートが閉店した経緯について。ここに関しては他の複数店舗のように「ファミリーマート」にしなかった模様。
かつて堀川町にあった「ブレストピアなんば外科」(現在の「さがら病院宮崎」)がこの建物付近の駐車場だった場所に新築・移転したのを機に、このハッピーマートを閉店し系列のクリニックを開業したのではないかと。(ちなみに現在はここはクリニックとは別の施設になっている)

ハッピーマート農高前店

  • 1989年~90年にかけて開店した可能性が高い。
  • 1995年秋~96年のあいだに閉店して「ファミリーマート」になった模様。
  • 売り場面積不明
  • 営業時間不明

建物は建替えられており、現在はスシロー宮崎恒久店になっている。

複数あるハッピーマートのなかでも城ケ崎店と同じく経営後期にオープンした店舗とのこと。そしてこちらにもイートインスペースがあり、いつも近隣の高校生たちで賑わっていた模様。

※農高前店についてはコチラでも少し触れている

ハッピーマート乱橋店

  • 1989年には営業していたことを確認している。
  • 1995年秋~96年のあいだに閉店して「ファミリーマート」になった模様。
  • 売り場面積不明
  • 営業時間不明

建物は現存していると思われる。(現在は「大塚地区地域包括センター」になっている。築年数は分からないものの祇園店だった建物との類似点がある為そう判断したが調査継続中)

※乱橋店についてはコチラでも少し触れている

ハッピーマート加納店

  • 1992年には営業していたことを確認している。
  • 閉店年度は調査中
  • 売り場面積不明
  • 営業時間不明

建物の造りと看板のポールにハッピーマートの雰囲気を感じるが、現存の建物が当時と同じかは調査中。

この記事のコメント欄で教えて頂いた店舗。大学が複数あるエリアなので近隣の学生さん達にも愛されるお店だった模様。

現在のアイティーアイ(株)宮崎支社の場所に大型書店「見聞録タナカ」が当時あったので、ハッピーマートとタナカの両方に行っていた方も多いのではないだろうか。

ハッピーマート昭和店

  • 1994年オープンだが、1996年あたりはすでに閉店している模様なので、ほんのわずかな期間しかやっていなかったのでは?
  • 売り場面積不明
  • 24時間営業

建物は現存している。1階に店舗があった。

当時の資料によると『5年ぶりの新店舗』であり、『ハッピーマート9番目のお店』とのこと。ハッピーマートとして最後にオープンした店舗である可能性もある。
モンドールサガ」のパンやお弁当、レンチンするだけで夕食にも使えるスパゲティやグラタンなどの総菜も当時としてはかなり充実させたお店だったらしい。
すぐそばの宮崎女子高や日向学院、そして宮中の学生さんたちも使いやすいお店だったのではないだろうか。

オープン当時のハッピーマート昭和店の店内

~こぼれ話~ハッピーマート?ハピーマート?正式名称はどっちなの?

店舗情報から話が逸れてしまいますが、こぼれ話をひとつ。

今回の記事を書くにあたり複数の資料を確認したのですが、ハッピーマートを「ハピーマート」と書いている資料(※1)もあるんですよね。ウィキペディアでも「ハピーマート」と書かれています。
しかし、我々はあのハートのマークのコンビニを、確かにハッキリと「ハッピーマート」と呼んでいた!
でもあれは俗称だった可能性もある…のか!?
巷ではハッピーマートと呼ばれていたけれど、正式名称はハピーマートだったのだろうか…

いやいや、でもっ!手持ちの値札、コレですし!

HappyMartってことは日本語読みはハッピーマートでしょ!
ということで、やはり正解はハッピーマートだな。ひと安心♪
…と、いちどはそう思ったんですよ運営も。
でもね、岡山の天満屋ストアさん公式HPにこういう記載があるんですよ。

HAPPY STORY
ハピー!な成功ストーリー
引用元:天満屋ストア公式HP

なんですとー!?
HAPPYと書いてハピーと読むんですか!?

…これを知ったとき運営は頭を抱えました。
こうなっちゃうと値札の英語表記も「ハッピーマート」読みである証明にはならない(汗)

同HP上にHAPPY TOWNやHAPPY`sというロゴが見えるのですが、これらもハピータウン、ハピーズと読むらしく…
というか、じつは天満屋ストアさんのグループにもHappy Martがあるんですよね。コチラも読みは「ハピー」マートです。
コチラのお店は、ひょっとしたら宮崎のハッピーマートのことを調べようとネット検索した方にはお馴染みのお店かもしれませんね^^;

でもですね、運営が今回確認した複数資料のなかで宮崎のローカルコンビニだったハッピーマートを「ハピーマート」と書いていたものは先述のひとつだけで、それ以外の資料では、ほぼ全てハッピーマートと記載されていました。
なので、我々が80~90年代しょっちゅう行ってた橘ストアー傘下のハートのマークのあのコンビニの正式名称は、やはりハッピーマートだった可能性が充分あると思います。
というか、ずっとそう呼んで利用してたお店なので、そうあってほしいなー。
店舗情報とともに、この正式名称についても調査を続けようと思います。

そうそう、なぜ「『ほぼ』全て」と書いたかというと、パソピイマート(※2)や、パッピーマート(※3)との表記もあったからです。うん、誤字だよねキット(^^;

(※1)『小型店舗名鑑 : コンビニエンス・ストア、ミニ・スーパーの市区郡別店舗名簿』1986年版 (西日本編)
(※2)通商産業大臣官房調査統計部 編『全国商業通覧』第3回(1985年版) 西日本 2,通商産業調査会
(※3)国民生活センター 編『月刊国民生活』11(12),国民生活センター,1981-12

 

今回は宮崎の超ローカルコンビニだった「ハッピーマート」は「いつ頃どこにあったのか?」ということをザックリ書いてみました。

調査した結果、「ハッピーマート」は1980年にはすでに存在していた宮崎のご当地コンビニで、Wikipediaなどネット記事によると、1995年10月末に「南九州ファミリーマート」へ譲渡したという経緯があることから、1995年~96年あたりがちょうど一気にお店が閉店してしまった時期にあたるようですね…

なおファミマへ譲渡した1995年当時、ハッピーマートは全部で『9店舗』あったという話があることから、もしかしたらこれ以外にもまだお店があった可能性があるかも?
じつは、太田1~4丁目のどこかにあったかもしれないという情報を頂いていたり、中西町にあったとの記載がある資料が手元にあるのですが(中西町ではサンスポットの存在は確認しているので、それのことなのかもしれません^^;)

これらについては、決め手となる情報を掴み切れていないため、今回は掲載を見送り引き続き調査を続けることにしました。

もし、上記2店舗についてや、それ以外にも「ココにもあったよ!」という情報や、ハッピーマートでの和やかエピソードがございましたら、当記事コメント欄やTwitter(X)に是非お声掛けくださいませ^^

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POSTED COMMENT

  1. あおグース より:

    ハッピーマート加納店、1989年に開店です!ストビューで見る限り建物と縦長看板のポールは当時と同じ様です。

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