東村アキコさんがご自身の小学生時代をモデルに描いている、『まるさんかくしかく』。
話の舞台が「1985年(昭和60年)の宮崎」ということもあって、前回に引き続き第11話目を楽しく堪能させていただきました^^
さて、そんなわけで今回も、【つい小ネタに反応してしまう運営のコーナー】をお送りしたいと思います!
本編を堪能してから読んでいただいても良いし、「漫画は気になるけど読んでいない」という方も、良かったら先にこのコーナーに目を通していただき、東村アキコさんの『まるさんかくしかく』に興味を持ってくれたらいいな、なんて思っています(*^^*)
※この先は作品のネタバレを含みますので、ご注意ください…
「まるさんかくしかく」第11話の小ネタに反応しちゃう運営のコーナー※ネタばれ注意
🌴#まるさんかくしかく 11話🌴
発売中のオリジナル21号に掲載中です〜📣
10話の #宮崎 の銘菓持ち寄りパーティー、後半戦は未公開のはずの「ロッキー4」のビデオ鑑賞📼その衝(笑)撃の真相をお見逃しなく👀そして!待望の単行本第1集、11/30頃発売予定!鋭意製作中です📕お楽しみに🥳#東村アキコ pic.twitter.com/MK2Ar9D2GZ
— 東村アキコ新連載『まるさんかくしかく』公式 (@marusankaku1985) October 20, 2023
今回のテーマは「謎のビデオテープ事件!」となっていますが、その内容の随所に当時の時代背景が伺える小ネタが今回も満載でした(^^♪
では、すこし下にスクロールしたところから始めますよ~
さん
に
いち
■肩幅!!!
ズルいwwwこのコマはズルいよ東村先生っw
初っ端から変な笑い声でちゃったじゃないですかwww
しかし1985年頃といったら間違いなくコレが正解!肩パッドの入ってないジャケットなんてダサくて着られたもんじゃなかったもんねー
なので当時はこれこそがてっげファッショナブルでリッチだったのです^^
■ジャイアンツトレーナー
見逃したくない小ネタですね~^^
それこそ85年よりずっと昔からキャンプシーズンには山形屋の外壁に「祝!ようこそジャイアンツ」みたいな巨大垂れ幕が登場してた宮崎なので、大人も子どもも今以上にジャイアンツファンが多かったんですよ。
なので当時の彼らがこのトレーナーを着てることにメッチャ納得感あります。
九州といえばホークスでは!?と思うでしょうけど、それは物語の舞台から数年後の89年に福岡ダイエーホークスが誕生してからのことなのでした(ダイエーホークスが誕生したばかりの平成元年あたりの宮交シティ…というかダイエーの食品売り場で、唐突に聴いたことのない「いざゆけ若鷹軍団」がヘビロテで流れ始め、こん歌なんやと⁉と動揺した個人的な記憶があるw)
■山形屋のブティック
これはヤバい!!!
平成元年あたりでも宮崎市街地の山形屋といったら宮崎の最上級デパートで、盆暮れの贈り物でも山形屋の包装紙がステータスでしたが、85年っていったらまだ88年のボンベルタ誕生前ですからね…完全に山形屋の独り勝ちだったんですよ。
当時の市街地(県外の読者さんに分かるよう細かく書くと宮崎駅~デパート前バス停付近)はとても賑やかで、ジャスコ(のちのボンベルタ)・寿屋・マルショクと大型店がいくつもありましたが、山形屋の高級感は別格でしたし、しかもその最上級デパートのブティックっていったらそりゃもう花形ですよ!そんじょそこらの方じゃ務まらない仕事だよ!
どうりで肩パッド&極太ベルトが似合うわけだ…納得です♪
■たしかに宮崎人はその名前になんの疑問も持ってないなw
そうだったのか山形屋ー!!!
鹿児島に本店があるデパートだということは知ってましたが、まさかこんな事実があったとは!(真相は本編を読んでからのお楽しみ♪)
たしかに運営陣も宮崎のユルさ故なのか!?名前について疑問持ったこと無いし、いちども議論した覚えないですw
ちなみにコチラも2023年に別件を調べるまで疑問を持つことすらなかったのですがw宮崎市街地の山形屋が昔は別の場所にあったって知ったときの衝撃ったらなかった…
■幻の銘菓「長饅頭」じゃないかっ!
あー!!!長饅頭じゃん!めっちゃ美味しいよね!
ビジュアルも個性的で素敵でしょ^^
ですが、そんなことよりなにより、このお菓子の美味しさは尋常じゃないんですよ…
サラリとした舌触りの上質なこし餡、包んである経木の良い香りをほんのりと纏ったお餅、そして、
この赤子のほっぺたレベルの繊細な柔らかさ!!!とにかく食べてもらえれば分かるんですが、やみつきになる美味しさなんです。
でも長饅頭は高岡の小さなお店が作っておられる逸品で、しかも午前中には売り切れちゃうからそう簡単には手に入らないんですよね(泣)
宮崎に住んでてもマボロシ級に入手困難なお菓子、それが長饅頭…運よく巡り合う機会があったら是非とも味わってみてくださいね♪
■免許必須なんよ…
まず、電車がね…うん。山間部とかじゃなく、県庁所在地の宮崎市ですらとにかく電車が少ないんでね(泣)
バスはあるんですよ!!!宮崎といったら宮交バスですから!県内各地で頑張ってくれてますから!
でもね、やはりそれだけじゃ広大な宮崎の地で生きていくには足りないんですよorz
ロードサイドのショッピングセンター行くにも、最終バス(これがまた早い時間なのよ)後に移動するにも、宮崎では車の免許は必須なんです。
■辛辣な甲斐くんw
知的で理性的な甲斐くん、皮肉も知的だなおいw
しかしそれを右から左へ受け流す図師さんのタフさ、さすが数多の霊と渡り合っている少女w
ちなみに以前も書いたような気がしますが「甲斐」「図師」ともに宮崎ではそこら中で見かける、あるあるな苗字です^^
■甲斐くんのお母さんが行ったベスト電器は多分ココだ!
ベスト電器ー!!!宮崎ではおなじみの家電店ですね♪
現在はヤマダデンキやエディオンなど全国規模の家電店がある宮崎ですが、85年はまだこういったお店は上陸しておらず、大きな家電店といったら真っ先に思い浮かぶのはベスト電器でした。
県内各地にあったベスト電器ですが、甲斐くんのお母さんが行ったのは多分「ベスト電器大塚店」ですね。まるさんかくしかくの舞台と思われる江南小付近にありましたから♪
ちなみにこのベスト電器大塚店、2023年現在はゲオ宮崎大塚店が営業中ですが、建物自体はベスト電器の頃のままですよ^^(ストリートビューでも裏口にうっすら店名が浮かび上がってるのを確認できます)
このベスト電器の並びに「大塚不動産」というお店が入っている建物があるのですが、ココには平成元年あたり、大塚不動産とともに「おもちゃのサンタ」をはじめ数店舗が入っており、更にすぐ隣の建物にも複数店舗入っていました。
「菓子処なりひら」もそのひとつ。甲斐くんのお母さんはココでお団子を買ったのかもしれないですね^^
…ベスト電器の斜め向かいにあった「かどや大塚店」だった可能性もあるけどね♪
■ねったくり色々
ねったくり、運営の家でもよく出るオヤツでした^^(親の好物で大量に作られていたので食べ過ぎて飽きたまであるw)
美味しいんですけどめっちゃ粘度高いので、食べるときはくれぐれも飲み物の用意を忘れずに!!!なんも無しで食べるにはデンジャーすぎるお菓子だYO☆
あと、時間が経つと固くなるから気をつけろっ
さて、この「ねったくり」は同じ県内でも色々な名称で呼ばれてた(る)お菓子だと思います。運営んちでは「ねりくり」でした。
ほかにも「ねったぼ」呼びもあると聞きます。いろんな名前で愛されてるなぁ。
■宮崎銘菓勢ぞろいw
ココめっちゃ面白いシーンなのでぜひとも本編でご確認をw
それにしても宮崎銘菓勢ぞろいだなぁ…長饅頭にねったくりに延岡銘菓やぶれまんじゅうに鯨ようかんまで!
第3話でも登場した鯨ようかん、これもめっちゃ美味いお菓子です♪
…それにしても宮崎銘菓の饅頭率高いなw
じつは2022年度には「まんじゅうの購入頻度」第1位に輝いた宮崎市、意識したことなかったけど昔っから饅頭だいすき県なのかもしれないw
■ロケ地www
ダメwおもしろすぎるwwwちょっと男子ー!!!
本編みて笑い転げてほしいのでネタバレ控えますが、これのロケに遭遇した人うらやましいなー!「学校の帰り道でなんかのロケやっちょったじ!」とか、絶対つぎの日に友だちに話したやろ!?こんなのカモの群れもビックリだよw
あと、バスの映り込み避けるの大変だったろうなぁw
■チョットこっぱずかしいけど、宮崎人としては嬉しいな^^
小学生の挨拶率はマジです。運営も道行くお子さんたちから挨拶してもらってニコニコしちゃうこと結構あるもん♪
そしてそうねー…全く居ないってワケじゃないけど、85年の県内の田んぼにおった白サギの数よりは悪い人率少ないかもしれん。これからもそうあってほしいなと思う運営なのでした。
以上!『まるさんかくしかく』11話目の「宮崎&昭和あるある」でしたが、
宮崎あるあるが面白かったのはもちろんのこと、今回のビデオテープ、どこかに現存してないかなぁ…それともこの部分はフィクションなのだろうか?
マジで観たい!!!たぶん全ロケ宮崎であろうこの作品、観て笑い転げたいですw
この先もどんなことが起きるのか?「宮崎&昭和あるある」とともに次回も楽しみです!