映画『かくかくしかじか』は、著者・東村アキコさんの青春時代を描いた自伝的な作品ですが、実写映画の舞台として、作品の重要なシーンの撮影には宮崎県宮崎市が選ばれたことでも話題になっています。
それでは実際に、どの場所で撮影が行われたのでしょうか?この記事では、映画に登場する高校や印象的なシーンの撮影場所など、ロケ地がどこなのかを詳しくご紹介します。
物語の舞台となった場所を訪れることで、作品の世界観をより深く味わうことができます。
かくかくしかじかのロケ地は宮崎のどこ?作品の魅力とともに紹介
⠀⠀⠀ #東村アキコ 不朽の自伝漫画
『#かくかくしかじか』映画化決定!
⠀⠀⠀ ˚・.⸜ 年 月日 公開 ⸝ .・˚ずっと描けなかった
恩師との9年間の
切なくも温かい感動の実話✨#映画かくしかhttps://t.co/Kco2j6nyma pic.twitter.com/uC549XvgL4— 映画『かくかくしかじか』公式 (@kakushika_movie) December 16, 2024
『かくかくしかじか』は、東村アキコさんが宮崎で過ごした青春時代をもとにした物語で、映画化にあたり、実際の風景が丁寧に再現されています。
ここでは、物語の背景やロケ地の選定理由について触れながら、作品が持つ魅力をあらためて見ていきましょう。
映画『かくかくしかじか』のあらすじと舞台背景
『かくかくしかじか』は、漫画家・東村アキコさんによる自伝的エッセイ漫画を原作とした作品です。
主人公・明子が高校時代に出会った恩師との関係を通して、漫画家としての成長を描く物語になっています。
作品の舞台には、東村さんの出身地である宮崎県をはじめ、石川県金沢市や東京都など、人生の節目に関わった場所が選ばれています。
とくに宮崎県では、高校時代の思い出が色濃く残る美術教室や通学路などがロケ地として選ばれ、物語に深いリアリティをもたらしています。
こうした実際の風景と重なる描写は、観る人にとっても記憶や感情を呼び起こしやすく、作品の印象をより深く残す仕上がりとなっています。
宮崎県が選ばれた理由とは?
映画の主要なロケ地として宮崎県が選ばれたのは、原作者・東村アキコさんの出身地であり、作品の中でも重要な舞台だからです。
実際に高校時代を過ごした地域ということもあり、リアリティのある映像を追求するうえで欠かせない場所といえます。
また、宮崎は温暖な気候と豊かな自然に恵まれており、青春時代を描く本作の世界観にふさわしい風景が揃っています。
具体的には、宮崎市内の住宅街や美術教室のモデルとなった建物、そして「宮崎県立宮崎西高等学校」などが撮影に使用されたと報じられています。
こうした地元の景色が丁寧に切り取られており、映画の中に自然と溶け込んでいます。

宮崎のロケ地を巡る|かくかくしかじかファン必見のスポット
ついに情報解禁よじ❗️❗️宮崎市出身の漫画家・東村アキコさん(@higashimura_a )の名作『かくかくしかじか』が実写映画化よじ主演の永野芽郁さん、大泉洋さんも宮崎でロケしてたよじよ https://t.co/4YrRXiEdsf
— 【公式】4時どき!(UMKテレビ宮崎 コンテンツ制作部) (@4ji_doki) December 16, 2024
映画『かくかくしかじか』に登場する印象的な風景や建物は、実際に宮崎市内に存在する場所で撮影されています。
ここからは、物語の舞台となった具体的なロケ地を紹介しながら、ファンならぜひ訪れたいスポットをめぐっていきましょう。
映画のロケ地をめぐる|宮崎市内の具体的な撮影スポット紹介
映画『かくかくしかじか』のロケ地は、原作者・東村アキコさんの出身地である宮崎県内を中心に選ばれています。特に宮崎市内では、以下のような実際の場所が撮影に使用されたことが確認されています。
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宮崎ガス本社付近(宮崎市阿波岐原町)
2024年4月20日と21日、映画の撮影にともないこのエリアでは通行規制が実施されました。この付近の道路沿いなどが劇中に登場する可能性があり、ファンから注目を集めています。 -
宮崎県立宮崎西高等学校
原作者・東村アキコさんが通っていた高校で、映画の特報映像には、主演の永野芽郁さんがこの学校の制服を着て登場する姿が見られます。高校時代のシーンの一部はこの場所で撮影されたと見られています。 -
若草通商店街(宮崎市中心部)
昭和の雰囲気を残すレトロな商店街で、日常の風景や生活感のあるシーンの撮影に使用されたと報じられています。 -
宮崎市内の住宅街
主人公の家庭生活などを描くシーンの一部は、宮崎市内の閑静な住宅地で撮影されたとされ、具体的な住所は非公表ですが、地元の目撃情報も複数あります。 -
河川敷エリア
作品中の心情描写に重なる自然のシーンが宮崎市内の河川敷で撮影された可能性があり、ロケ地として注目されています。 -
絵画教室のシーン(親戚宅をセット化)
映画では、東村さんの親戚宅の一部を美術教室のセットとして再現し、過去の記憶や雰囲気を忠実に映像化しています。
登場人物の思い出が詰まった場所とは
作中に登場するロケ地の多くは、主人公・明子の人生を形作った思い出の地を表現するために選ばれています。
中でも、絵画教室のセットは重要なシーンのひとつであり、恩師との出会いや葛藤のシーンが展開される、物語の要とも言える舞台です。
また、河川敷や住宅街など、静かな場所で描かれるシーンは、登場人物の内面を映し出す象徴的な背景としても機能しており、見る人の記憶に強く残ります。
聖地巡礼として楽しむ『かくかくしかじか』の舞台
映画『かくかくしかじか』の公開により、作品に登場するロケ地を巡る“聖地巡礼”の旅に注目が集まっています。
ファンにとっては、登場人物の足跡をたどりながら、その成長と感情の変化を実際の風景を通して感じ取れる貴重な体験になります。
宮崎県立宮崎西高等学校のように、東村アキコさんと実際にゆかりのある場所もあれば、映画演出の一環として選ばれた若草通商店街や河川敷、親戚宅のセットのようなロケーションも存在します。
映画に込められた想いを、五感を通して味わえるこの巡礼の旅は、観た人それぞれにとっての「かくかくしかじか」を見つける機会になるでしょう。

今回は映画『かくかくしかじか』の宮崎市内のロケ地について、映画公開前で分かる限りの情報をまとめてみましたが、これら以外にもまだたくさん、宮崎で撮影されたのではないでしょうか。
実際に映画を見て、どこでロケをしたのか?探してみるのもまた映画を見るひとつの楽しみとなりそうです。