前回の記事で宮崎市における交通系ICカードが利用できる駅について触れてみましたが、当サイトの関東スタッフから、
という話が入ってきたので、『宮崎市の公共交通機関でPASMOをどう利用したのか』ということについてお伝えしたいと思います。
PASMOってどんなカード?
まず、宮崎ではあまり聞き馴染みのない「PASMO」とは?Wikipediaにはこう書いてありました。
PASMO(パスモ)は、株式会社パスモが発行し、関東地方・山梨県・静岡県東部の鉄道27事業者・バス78事業者(2021年3月16日現在)が発売する、電子マネー機能を備えたサイバネ規格のICカード乗車券である。2007年3月18日サービス開始。「PASMO」の名称は株式会社パスモの登録商標となっている。
(引用:Wikipedia)
簡単にいうと、東京をはじめとする関東やその周辺でSuica(JR東日本発行)と並んでメジャーなICカードということですね。
ちなみに「Suica」との違いですが、
- JR以外の鉄道会社とバス会社が共同で作ったICカード
- Suica誕生から数年後にサービスが開始された
この2つがありますが、それ以外は関東で主要な電車やバスに乗る際にはあまり違いを感じないみたいです。
ということで、「PASMO」が関東の色んな公共交通機関で使える便利なカードなのは分かりましたが、関東から遠く離れた九州の宮崎市でもスムーズに利用出来たのでしょうか!?
ではでは、ここからは今まで宮崎市内のどういう場所で使ってきたのかを振り返ってみますね
(関東在住の運営スタッフが語る)交通系ICカード「PASMO」を宮崎市内で使ってみた!
宮崎空港駅に停まってる列車をパシャリ(2枚とも2021~2024年のあいだに撮影)
電車のなかでの一枚。車窓越しに宮崎ではお馴染みの白に青ラインの列車が見えました♪
南宮崎駅の改札(2022年撮影)
写真には「IC定期券はカードリーダーに必ずタッチ!」と書いてありますが、もちろんPASMOの場合もココにタッチしてから改札を通ります。
南宮崎駅のホームにて。この日はこの列車で宮崎空港へ向かいました。
車内はこんな感じ。椅子のデザインがオシャレで好きです^^
田吉(たよし)の駅表示の下に「みなみかた」と「みやざきくうこう」と書いてあるのが見えますでしょうか?先述のとおり宮崎空港駅では問題なくPASMOが使えるのですが、南方(みなみかた)駅では使えません(;;)
さらに南方駅だけではなくそこから先の日南線の宮崎市内の各駅でも、2024年現在はまだ、PASMOなど交通系ICカードの利用は出来ない状態です。
南宮崎駅にて路線図をパシャリ(2022年撮影)
日南線には先述のとおり野球のキャンプシーズン等に賑わう木花や運動公園駅、そして観光地の青島もあるのですが、田吉駅以降にあるこれら全ての駅で、2024年現在まだPASMOは使えません(;;)
というわけで、この辺りの事情は県外から来る方々にとってビックリだろうし、本当に残念なのですが、関東スタッフいわく
とのこと。
PASMOは青島駅や木花駅では使えないはずなのに、これは一体どういうこと???
宮崎市では交通系ICカードを列車と宮交バスで上手く併用しよう
あー!なるほどね、確かに宮崎では列車よりバスの方が公共交通機関としてメジャーだし、これなら木花・青島方面は勿論のこと、市内なら大体どこでも行けますね~
南宮崎駅から見える沢山のバス。宮崎県民なら知らない人は居ないであろう宮交バスです^^(2022年撮影)
その理由はPASMOが使えるってのもあるけど、何よりもバスの方が、本数やダイヤ時間帯が列車よりも多くて便利だからね!
木花・青島方面のバス停のひとつ「青島ホステル」を発車する宮交バス(2022年撮影)
橘橋(たちばなばし)を走るバスの車窓から大淀川を眺める。この橋は県庁や市役所、そして宮崎市街地に通じる宮交バス主要路線が多く通ります。(2024年撮影)
街や空港から青島とは逆方面の宮崎神宮バス停へ向かうバスの車窓。宮崎自転車店さんは神宮の老舗のひとつで、とても評判の良いお店ですよね^^(2024年撮影)
ということで、宮崎ではあまり見掛けない、関東では超メジャーな交通系ICカード「PASMO」は上手く利用することで、宮崎市内の移動ではかなり便利に使えます。
この記事が宮崎に来られるPASMOユーザーの皆さんの一助になれば嬉しいです^^
そして先述のICカード未導入のJR各駅でも、早くPASMOや各種ICカード使用がスタートしますように願っています。