【平成7年(1995年)の夏にタイムスリップした高校生たち】
真っ白な高層ビル、ホテルオーシャン45を見上げながら呟く。
彼女たちはいま、オープンして間もないピッカピカのシーガイアに居る。
(※上記の文を見て「どういうことなの???」と思った方、はじめまして!
♪いらっしゃいませ こんにちは~
あっなたの~まちの フっフフフフ~ん♪
ザックリ説明すると「こういうこと」です。)
この先は、この高校生たちを交えながらお送りする平成7年(1995年)のシーガイア、主にオーシャンドーム・レポートである。
宮崎のシーガイアってどんな場所?
シーガイアはゴルフ等のスポーツ施設と会議場、
そしてホテルにプールにショッピングエリアといろんな施設からなる集合体の名称である。
じつは【フェニックスボウル】もシーガイアに含まれている…シーガイア出来る以前からお馴染みの施設だったので気が付かなかったw
すっごい大きさのプール【オーシャンドーム】がある一大リゾート施設やね
出来たばかりのこの一大リゾート施設は、
どれも洗練されたデザインで、
とにかく全てのスケールが大きく、明るくキレイに整っている。
ホテル オーシャン45
冒頭で、高校生たちが見上げていた、高さ154mの超高層ホテルである。
1994年10月31日オープン。
地上43階建て、地下は2階まである45階層…
名前に入っている『45』はこれが由来である。
とにかく豪華で大きなホテルだ。
※なお、最上階はのちに結婚式場になるが、オープン当初は有料展望台であった。
いろんな意味でもテゲ高けーがーっ(゚д゚ノ;)ノ
ピッカピカのゴージャスホテルやかい当たり前じゃけど、いまのウチらにはまだ手が届かんねー(;▽;)
平成6年(1994年)10月31日に華々しくオープンした【ホテル オーシャン45】のカードキーが入っていたファイル
白地にゴールドのロゴがゴージャスで、受け取った瞬間からワクワクする感じの仕様だ。
何もかもがゴージャスなホテルで、全室オーシャンビュー。
特に高層階の部屋からの眺めは絶景だ。
そして、どの部屋にも毎日新しい花が飾られるという細やかな心遣いも嬉しい。
さらに、バスルームは広々としたガラス張りで、
バスタブではモッコモコの泡風呂が楽しめる。
もちろん、アメニティ類は一流美容室仕様のモノ…
これならプリティウーマンも大満足だ。
このように、
至れり尽くせりのおもてなしで、
お値段以上に素敵な時間が約束されている、
それがホテルオーシャン45である。
あと、どうでもいい情報だが、1990年代半ばにこのホテルに泊まったとき初めて、運営はコンシェルジェ(コンシェルジュ)という言葉を知ったのだった。
パラダイスガーデン
フードコート&レストラン、花の香りが芳しい蘭園、
そして、充実したゲームセンターがある素晴らしい施設。
大型スクリーンで『ぷよぷよ』を楽しめるという贅沢仕様がビックリするし楽しい。
もちろん、当時の流行の最先端だったプリクラも撮りまくったよね。ってか、やぼったいプリクラ背景…当時を思い出します。愛おしいぞ!
プリクラや小物を買ったときは、こういう袋に入れてもらってたよね♪
フードコート&レストランのラインナップは多彩で、
どのお店に入るか迷う時間も楽しい(お財布にはちょいとキビシイものがあるけどねw)
パラダイスガーデンの数あるフードコート&レストランのなかから1つご紹介。サンドイッチ店【ぞうさんの夢】だ。
食パンだけではなく、ピタパンやクロワッサンなど好みのパンをチョイスし、それにさらに好きな具をはさんでサンドイッチを作れるという、2020年あたりでいうとサブウェイ的なお店。店名どおり、ゾウさん級に夢いっぱいのワクワク感があるお店である。
…そうそう、フードコートの【イタリアントマト】はリーズナブルかつオシャレなイタメシとあって、若者に大人気で常にメチャ混みなので気を付けろ!
ワールドコンベンションセンター・サミット
6ヵ国語同時通訳装置や大ビジョンシステム等、
最新設備が導入されている施設。
のちに平成12年(2000年)の【九州・沖縄サミット】外相会合の舞台となる。
また、ブライダル関連で宮崎の女子から熱い視線を注がれている場所でもある。
さて、ここまでオーシャンドーム以外のシーガイア各施設を少し覗いてみたが、
どれもこれも、
宮崎の一ッ葉に居るのに、海外か東京のベイエリアに来ているような…
そんな錯覚をしてしまいそうなレベルのオシャレっぷりである。
そして、広い。
南北に約10キロメートルという広大な敷地のなかに数多の施設が軒を並べている。
気を抜くと大人でも迷子になりそうな程だ。
オーシャンドームのパンフレット(95年版)トロピカル感が漂う
探検じゃ探検ー♪
オーシャンドームについて
平成5年(1993年)7月30日、金曜日
【大安吉日】のこの日に、
シーガイアの目玉として
シーガイア全体のオープンより、ひと足お先にオープンした
世界最大級の室内ウォーターパーク。
毎日1回開催される【カリビアンライブショー】。2枚目のゆるキャラ的な白い方は、シーガイアのキャラクターのひとりマリータートンです。
そして、規模の話としては、
長さ300メートル、幅100メートル、高さ38メートル、
保有水量1万5703トン、水面積8790平方メートル。
同時最大収容人数1万人。
それが【オーシャンドーム】である。
とにかく世界中見渡しても、こんだけ大きい室内プールはそうそう無いってことやね!
巨大な室内プール…
いや、プール以外にも様々な施設があるので室内ウォーターパークだ。
オーシャンドームは、もちろんただ巨大なだけでは、ない。
真冬でも室温30℃、水温28℃をキープ。
外で木枯らしが吹く夕暮れも、この室内は夏。
まさに常夏である。
しかし、
『夏本番の晴天下ではそんなモノ必要ないだろ?』
という意見もあると思う。
そのとおり。そういうときは本物の青空に勝るモノは無い。
だが…ご心配なく。
このドーム、夏は開くのだ。屋根が。
この巨大なドームを覆う、巨大な屋根が、ガーッと開くのだ。
そのさまは圧巻である。
見た目は砂浜の砂みたいやけど、砂より粒が大きくてひっつかんね。
そう、プールサイドの床はよく使われているような素材ではない。
敷き詰めてあるものは、大理石を砕いた白く輝く粒たちだ。
その名はシュガービーチ。大きな人工ビーチである。
大理石の粒の上ではしゃぐ子供たち…富豪だ。
でもキレイー♪
巨大でリッチ。
それだけでも相当なものだが、オーシャンドームの凄さはこんなものではない。
とにかくハイテクなのだ。
『自然の海を超えた海』グレートバンクはコンピュータ制御による世界最大級の造波装置で、
穏やかなさざ波から高さ2.5メートルという凄まじい大波『ポセイドン』まで、様々な波が寄せては返す仕様になっている。
いつもは平和な海。
しかし、ときとして大波が起こる。噴火も。
そう、大波だけじゃなく噴火もする。ハイテク恐るべし。
アッチにもソッチにもプールとかアトラクションあるかい行ってみよー!
オーシャンドーム、各階について
何度も言うようだが、オーシャンドームは広い。
横幅だけでなく縦幅もある。3階建てなのだ。
2F・3Fにはプールやアトラクションはなく、
レストラン・レンタルショップなどが入っている。
2Fにはシュガーデッキという貸し切りの席があり、
ここを借りれば館内がどんなに混雑していようとも、いつでも座って落ち着いてご飯が食べられるという優雅さである。
…ただ、
椅子が2時間800円…
テーブル付きの2名席なら2時間1000円なので少しお得感はあるが…
…それはそうとして、
レンタルショップは画期的な試みではないだろうか。
特に遠方から来た場合は手荷物を少なく出来るし、ごくたまにしか使わない物なら買うより借りた方が得な場合もあるので。
写真には写っていないが、水着や浮き輪だけではなく、
パーカー等の軽装やビデオカメラまで貸してくれる充実っぷりである。
さて、次はみんな大好きグルメ情報。
コンセプトは『ドームの中でグルメ世界一周』
和洋中のレストランだけではなく、ファーストフードなどのテイクアウト店やBARまである。
1Fはカフェテリア・ハンバーガー・トロピカルドリンクバーなどの軽食と、ショーが催されるエスニック料理店やお洒落なプールサイドカフェがある。
2Fには先述のシュガーデッキを擁するシュガーパレスがあり、そこで『ドーム全体を眺めながらリゾート感覚でご飯を頂く』という優雅なお店がふたつ。
3Fは、ほぼ全てがレストラン街だ。
和食のお店もある。プールに和食は珍しいのではないだろうか。
団体客専用の予約制レストランもあれば、地中海料理専門店もある。
本格的なお店ばかりかというと、そうではなくて、
アイスクリームショップ・バーガーショップ・喫茶店もある。
『忘れられない味』…どんな味なのかとても気になる
更にはカウンターバーまである。
このバーでは全席からビーチが見渡せるらしい。
オーシャンドーム、各ゾーンについて
さて、肝心のウォーターパークをみていこう。
ウォーターパークは1Fにあり、3つのゾーンに分かれている。
先述のグレートバンクを中央に、
右側がバリハイ火山のあるバリハイゾーン
左側が名前からしてイケてるラバーズヒルゾーンである。
【グレートバンク】
ふたつのゾーンに囲まれた『自然の海を超えた海』
沖では大人や元気な中高生が漂い、波打ち際ではワンレンのお姉さんやちびっこ達がキャッキャウフフと楽しんでいる。
シェル型の海にロマンを感じる。
長さ140メートルのシュガービーチにハイテクなグレートバンクの波が寄せる。
沖には、
黄金の鏡が眠るという伝説の黄金の島と
大きな輝く紫の石が眠るという伝説の宝石の島がある。
【バリハイゾーン】
バリハイゾーンには大きな流れるプールや大きなスライダーがあり、
その中心にバリハイ山がある。
なお、バリハイ山はときどき轟音とともに噴火する。
立ち昇る噴煙
バリハイゾーンは太っ腹ゾーンだ。
ドラゴンスライダーは、90メートル級とかなりの長さでありながら、無料。
特大級の水鉄砲スプラッシュガンも無料。
さらに、竜の居る洞窟を探検するアトラクション竜の神殿も、無料。
そしてバリハイ山の噴火も無料で間近で見られるゾーンとあって、
ちびっこ連れのファミリー層には特に人気があることは想像に難くない。
15分ごとに噴煙をあげ、そして毎正時ごとに景気よく噴火するバリハイ山
有料アトラクションはウォータークラッシュ(600円)のみである。
なお、このアトラクションは、
かなりリアルさを追求した急流下りのシュミレーションシアターで、
迫力ある音と映像を浴びるだけではなく、途中実際に水しぶきを浴びることとなる。
【ラバーズヒルゾーン】
ラバーズヒルゾーンは、文字どおり恋人たちの丘。
ここで愛を語り合った恋人たちは必ず結ばれしあわせになるという。
恋人たちの語らいが聞こえるという高台の灯台公園や、子ども用プールのキッズパラダイスなど、ラブ&ピースな優しいゾーンなのだが…
ロッキースライダー(200円)
ロストワールド(600円)
アドベンチャーシアター(600円)
『財布に優しい』とは言えないゾーンでもある。
たかが数百円と思うかもしれないが、入場料とは別にこの料金が必要なのだ。
ラバーズヒルはビバリーヒルズ的なお財布が必要なゾーンであるとも言えよう。
ただ、この価格に見合ったアトラクションであることも確かなのだ。
アドベンチャーシアターは特に。
ジョージ・ルーカス率いるILM社制作のSFX映像と振動座席で、
宇宙旅行の気分を楽しめるのがアドベンチャーシアターなのだ。
そう、そのジョージ・ルーカスだ。
更にいうと、
ディズニーランドの伝説のアトラクションキャプテンEOの制作総指揮も彼であり、
令和元年ではすっかりおなじみのピクサーアニメーションスタジオだって、
元々は彼の傘下で誕生した会社である。
『財布に優しいとは言えないゾーン』と書いたが、
東京ディズニーランドと同等のクオリティのアトラクションを、宮崎県内の恋人たちが、飛行機に乗らずに楽しめるのだとしたら、
これはかなり素晴らしいことなのかもしれない。
それは平成元年あたりにオーシャンドームがあれば、回避出来た悲劇かもしれないな…。
ナイトショーのこと。
各プール、アトラクション、その他いろいろな面でハイテクなオーシャンドームだが、夜は特にスゴイ。
ハイテクの極みなのだ。
20時くらいから始まる30分間のナイトショー、オーシャンドーム・イリュージョンがそれだ。
オーシャンドームのメインイベントであるこのショーは、
ウォータースクリーンからして、もうスゴイ。
令和元年あたりの感覚でいうと、
プロジェクションマッピングに近い感じかもしれない。
水を大量に特殊なポンプから噴射させて作る『水の幕』に様々な映像を映し出す、
平成7年(1995年)では超ハイテクな技術だ。
オーシャンドーム・イリュージョンでは、
そんな超ハイテクなウォータースクリーンに映し出される幻想的な映像と、
グレートバンクのハイテクで多彩な波や噴水、
そして眩いレーザーの光と音楽で、
ファンタジックな『夢の海』の世界を創り出してしまうのだ。
さらにこの『夢の海』の波を自在に乗りこなすサーファーの方々の妙技や、ダンスなども披露される。
平成元年あたりの宮崎でメジャーだった噴水のスポットのひとつ『宮交シティ アポロの泉』
常に豊かな水が躍っていました(^^)
平成7年(1995年)のオーシャンドームで遊んでみた感想は?
さて、今日一日オーシャンドームを探検した高校生はどんな感想を抱いたのだろうか。
波のプール…グレートバンクと言いなさいよ。それで、そんなに「楽しい」を連発するわりに、なんだね、その煮え切らない言いようは。
…混み過ぎちょって、大きいプール以外なんも遊べんかったとよorz
ラバーズヒルのアトラクションが混んじょるのは最初から覚悟しちょったけど、
バリハイの水鉄砲とかドラゴンスライダーとかが、まさかそれ以上に混んじょるとは思わんかった…
どんだけ並んでも順番が回って来んっちゃもん…
ちっさいスライダーやったら大丈夫かと思ったらチビッコの大行列で、
とてもやないけど、高校生のウチらが並んだら
それだけでヒンシュク買いそうやったし…
じゃかい、
ずーっと波のプールと流れるプールを漂っちょったとよ (;▽;)
なるほど、無理もない。
実は、
平成7年(1995年)の夏は、特に混んでいたのだ。
高校生たちが最初に見上げていたシーガイアの【ホテルオーシャン45】
このホテルのオープンが前年の平成6年(1994年)10月31日。
平成7年の夏は、このホテルがオープンして最初の夏だったのだ。
『新しい一大リゾート施設で夏休みを過ごそう!』と、
県内外から一斉に観光客が押し寄せたこの年の夏のシーガイアは、
たとえ収容人数最大1万人を誇る広大なオーシャンドームであったとしても、
捌ききれるものではなかった。
『イモ洗い』という言葉があるが、
グレートバンクや流れるプールをはじめ、
館内の状況は、
まさにそれ、そのものであった。
とにかくなんもかんも全部てっっっげ並んじょったと!
そんときの行列と変わらんかったかいね!
てげ混んでた!!!
ディズニーランド…そうそう、話が横道に逸れるが、
『オーシャンドームとディズニーランド』といえばひとつ書いておいた方がいいだろう。
平成7年のオーシャンドームの入場料金にビックリ…
コチラが平成7年当時のオーシャンドームの入場料金になるわけだが、
最もスタンダードであろう、個人のワンデイチケット(大人)4200円。
平成7年あたりの東京ディズニーランドのそれと比べて、
1000円以上高いものであった。
なお、ビューチケットという記載があるが、
これはアドベンチャーシアター(2F)と、
オーシャンドームの3F、(すなわちレストラン街)にのみ入場可能なチケットである。
これがレストランの料金ではない。
これプラス、レストランでの食事の料金が必要となる。
…
… …もう少し未来にタイムスリップしてみようか?
シーガイア・オーシャンドーム、2019年現在の様子は?
【平成が終わるちょっと前の夏にタイムスリップした高校生たち】
彼女たちは再び、シーガイアの真っ白な高層ビルを見上げていた。
ホテルオーシャン45は、
紆余曲折あった時の流れのなかで、平成14年(2002年)に
シェラトン・グランデ・オーシャンリゾートという新しい名前に生まれ変わり、
施設も更に最新のものへとリニューアルされ、2020年現在も絶賛営業中である。
県外・海外からの観光客はもちろん、
県民も時おり自分へのご褒美として
この施設内のレストランや温泉等を利用したりと、
今や宮崎のランドマークのひとつとしてすっかり定着している。
こん調子やと、オーシャンドームも相変わらず激混みやっちゃろうなー ( ̄▽ ̄;)
…
…
………
高校生たちはオーシャンドームの方向を向いて茫然としていた。
どこにもない・・・
あの、
巨大な
縦にも横にも巨大な、
白と銀色のドームが、忽然と姿を消している。
目の前には、ただただ広い更地があるのみだ。
どこから見てもあのドームは見当たらない・・・
平成28年(2016年)夏、
オーシャンドームの解体工事は始まり、
翌、平成29年(2017年)春に
その全てが姿を消した。
その原因、経緯については
web上だけでも数多の資料・記事があるので、
ここで書くのは控える。
とにかく沢山のことを経て、
今、
彼女たちの目の前には広い更地が広がっている。
※参考までに。オーシャンドームが解体された代わりにというべきか・・・一ッ葉地区に不可能と言われていた海水浴場が、現在は人工ビーチということで「みやざき臨海公園」内に夏の間オープンして、今やすっかり宮崎市の海水浴場スポットとして定着している。
(令和元年シーズンの一ッ葉人工ビーチ)
…何があったか、ウチたちには難しいことはよく分からんけど、
あんげ大きい、
して、あんげハイテクで豪華で
みんなキャーキャー言って楽しく遊んで
大混雑しちょった場所が、
こんげあっけなく無くなるって…
よっぽどの事があったっちゃろね…
そう呟きながら、
高校生たちは、斜め前方にポッと暖色の明かりが灯ったことに気が付いた。
オーシャンドーム跡地から5分ほど歩いた場所にそれは現れた。
シーガイアのすぐ傍にある公園『フローランテ宮崎』で開催される夏のイベント、
宮崎グルメとランタンナイトである。
平成23年(2011年)から毎年開催されており、今やすっかり夏の宮崎の風物詩となっている。
(詳細はコチラ)
そう、フローランテ宮崎は
平成11年(1999年)に開催されたイベント後、
平成12年(2000年)4月29日、みどりの日に誕生した公園である。
出来たばかりの頃は試行錯誤の繰り返しだったと思われるが、
様々な努力を経て、
夏のランタンナイト、
冬のイルミネーション、
春・秋のフローラル祭
と、県内外から沢山の人々が集う場所として成長したのだ。
無くなってしまったオーシャンドーム…
確かに建物は無くなったのだが、実はこのランタンナイトの縁の下の力持ちとして活躍してくれているのだ。
そう、ランタンナイトに県内外から訪れる沢山の観光客の為に、
オーシャンドーム跡地の立体駐車場は臨時駐車場として無料開放されているのだ。
※令和元年あたりの現在、普段は閉鎖されているオーシャンドーム跡地の立体駐車場だが【フローランテ宮崎】以外のイベントでも
『コブクロ』等、アーティストの野外ライブや大型イベント時の臨時駐車場として開放されている。
高校生にありがちな、妄想力の逞しさである。
しかし確かに…
2019年8月、
このランタンナイトと、更にコラボ開催が決定したニコニコ町会議に、
例年以上に多くの人々が、県内外からフローランテ宮崎に訪れるだろう。
その際、
更地のそばにある
無料の臨時駐車場を利用することがあれば、
そこには以前、
ハイテクと豪華の集合体、
巨大なオーシャンドームがあったことを
チラッと思い出してもらえると、
ただの臨時駐車場も感慨深いものになるかもしれない。
ここには確かに、
たくさんの人を笑顔にさせてくれた一大リゾート施設があったのだ。
今年の夏も、
オーシャンドームの跡地のすぐ傍らで
1万灯のランタンの、
暖かい灯りがともるのだろう。
※追記※
2023年・オーシャンドーム跡地に「アミノバイタルトレセン」というスポーツ施設が完成。(よって今は『更地』ではありません)
「アミノバイタルトレセン」 オーシャンドーム跡地に完成し記念試合 https://t.co/0JAcdUMPoe#MRTニュース #宮崎
— MRTニュース (@mrtnewsnext) April 16, 2023
幼稚園の頃、グレートバンク(?)に浮かんでる島に行きたくて、端の壁をつたって奥の方に向かってました。ちょっとした騒ぎになってたらしくライフセーバーの方が私の所に救助に来ました。次に来た時には奥の方に行けないようにロープが張ってありました。
今思うと滅茶苦茶迷惑で心配なことをしたと思いますが、今でも心のどこかであのロープは自分が張らせたんだと武勇伝的に思ってます笑。
名無しさん。いつもコメントありがとうございます!そして…返信遅くなり申し訳ございません。
オーシャンドームで伝説?作ったんですね°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
とはいえ、一歩間違えたら大変なことに!?とりあえず、ケガもなく無事で良かったですが、それが今となっては良い思い出ですねっ