過去にない勢力の強さを持った台風10号がこの週末〜週明けにかけて、
九州の西側を通過する予報となっていますが・・・
このことから宮崎市が台風の右側にあたる、
ということからも、
今回は特に大雨・暴風に対して『最大級』の警戒が必要となっています。
その中でも沿岸部に住んでいるからこそ気になることのひとつが、
「高潮」による被害。
史上最大級の大型で非常に強い台風がくるので、
いつもは穏やかな海も警戒しないといけない程の高波が予想されるわけですが、
なかでも特に警戒すべき時間・・・
満潮時。
台風接近の中、
特に警戒すべきとも言える満潮時間はいつなのか、
調べたところ、
- 9月6日 20時17分
- 9月7日 08時39分
(宮崎市の満潮・中潮)
ちょうど宮崎が暴風域に入っているだろうと思われるこの時間帯。
宮崎市の沿岸部・日向灘は満潮にあたることから、
この時間は特に高潮に警戒するだけでなく、
海に近い場所だと雨の降り方によっては、
冠水や浸水が発生しやすくなるのではないでしょうか。
もちろん高潮の危険性だけでなく、
今回の台風は大雨による大淀川などといった大きな川の、
氾濫の危険性も指摘されています。
ちなみに6日午後から7日夕方にかけて、
宮崎県内の雨量は多いところで・・・なんと!
500〜800ミリ!?
また瞬間最大風速も、
6日は35m 7日は40〜60m!?
最大級の警戒が必要となっていますので、
6日〜7日は不要不急の外出は控え、
場合によっては早めの避難も考えて準備しておきたいところです。
※最新の台風情報はコチラ:https://tenki.jp/
台風情報(日本付近)
台風10号は2005年の台風とコースが似てる?
ところで現在接近中の台風10号。
話によると宮崎市にも甚大な被害をもたらした、
2005年の時の台風とコースが似ている!?
という話を耳にしたので、
この2005年の時の台風ってどんなのだったのか?
調べてみました。
ーこの時降り始めの雨量が宮崎県内各地で1000ミリを超えたという、
2005年・平成17年に発生した台風14号。
Wikipediaに詳細が記載していたので、
進路図を拝見したところ・・・
(画像引用:Wikipedia)
・・・(;゚Д゚)!!
確かに九州までは似たコースをたどっている・・・
しかもこの台風。
被害が甚大だった時で、
私自身もよく覚えている台風ですよ!!
私の記憶ではこの時の台風。
前の日なんかは台風を感じないような天気で、
「台風が来ているんだ!?」っていう感じでしたが・・・
なおこの写真は2020年9月5日(土)13:25頃・宮崎市北部で撮影…めっちゃ晴天だけど時折大粒の雨が降ったりと変な天気だった。
ーですが気付くと、
次第に雨風がひどくなり、
深夜ラジオを付けたら、
サンシャインFMで宮崎市内の避難指示の情報が流れて、
そんなにヒドイことになっているのかと、
驚きましたね。
(ちなみに私が住んでいた場所は避難指示が出なかった)
そしたら翌日。
宮崎市小松と高岡町の浸水被害が大きかったことを知り、
小松にある潤和会記念病院が大きな被害を受け、
知り合いの家も水害による被害を受けていましたし、
瓜生野にあるコンビニ(ローソン)が浸水して、
看板の上の方だけしか見えていない状態の写真を新聞で見た記憶があります。
また富吉浄水場が浸水で使えなくなったことから、
宮崎市の広い地域で水不足になるといった被害が出ましたね。
そして高千穂鉄道もこの台風で鉄橋が崩落し、
復旧を目指したものの断念したことから、
台風被害の3年後に高千穂鉄道が全線廃線になってしまいます。
他にも延岡などでも浸水被害があったり、
宮崎だけでなく他の場所でも大きな爪痕を残した、
台風14号。
この時の教訓があったからこそ、
今回の台風に関しては特に多くの人が対策をしていると思いますが、
決して油断せず、
台風が通り過ぎるまで警戒し、
被害が最小限で済むことを願いたいところです。