「宮崎市の夏って、南国なのに40℃超えしないの?」と疑問に思ったことはありませんか?確かに、日差しは強く湿度も高いものの、実は宮崎市の夏の気温は他県と比べて意外と穏やか。これは地形や気流、気候の特性によるものです。
今回は、そんな“暑いけど極端には暑くない”宮崎市の気温の秘密と、快適な過ごし方について詳しく解説していきます。
宮崎市の夏の気温は本当に低いのか?他県との比較で検証
夏になると「宮崎って南国だからめちゃくちゃ暑そう!」というイメージを持つ人が多いかもしれません。確かに、強い日差しと湿度の高さで“蒸し暑さ”を感じる日もありますが、意外にも宮崎市は全国的に見ると、40℃を超えるような極端な高温が観測されにくい地域なんです。
これは運営も毎年ニュースで見るたびに、「なんでだろう?」と思っていたのですが、調べてみたところどうやら、地理的特徴や気候のパターンに秘密があるみたいですね?
ということでここでは、まず宮崎市の気温データや他県との比較を通じて、本当に宮崎の夏が“暑いけど気温はそこまで高くない”ということを検証していきます。
宮崎市の夏の気温データを年間でチェック
まず、宮崎市の年間気温データを見てみましょう。気象庁などの公開データによると、宮崎市の夏(特に7月~8月)の平均気温は約27℃~29℃程度です。これは全国的にも高い方ではありますが、最高気温が連日40℃を超えるような地域とは明らかに違います。
また、観測される「最高気温」も31〜34℃前後が多く、35℃を超える猛暑日はそこまで多くありません。湿度の高さのせいで“体感的には非常に暑い”のですが、実際の気温データを見ると、思ったよりも控えめな数字なんです。
このように、平均気温も最高気温も「南国=超高温」という先入観とは少し異なる結果となっています。
他の地域と比べて宮崎市の最高気温はどれくらい?
では、具体的に他の県と比べてどうなのでしょうか?たとえば岐阜県多治見市や埼玉県熊谷市などは、過去に最高気温40℃以上を記録したことで知られています。これらの地域は内陸部に位置し、風通しが悪く放射熱の逃げ場がないため、気温が極端に上がりやすい傾向にあります。
一方、宮崎市は海沿いの都市であるため、日中の気温が上がっても、夕方には海風が入り比較的気温が落ち着きやすいのが特徴です。また、山と海に挟まれた地形により、熱がこもりにくい構造になっていることも一因とされています。
つまり、他県では気温がぐんぐん上がる状況でも、宮崎市は自然環境の恩恵で一定の“天井”が設けられているとも言えるでしょう。
全国ランキングから読み解く宮崎市の暑さ
気象庁が発表している「全国の観測史上最高気温ランキング」において、宮崎市が上位に登場することはほとんどありません。これは「宮崎は暑くない」というよりは、「極端な高温に達しにくい」ということを示しています。
たとえば、2023年の夏の気温ランキングでは、1位〜10位がいずれも関東・東海・内陸の地域で占められていました。宮崎県内で最も高い気温を記録するのは西都市や都城市などで、宮崎市ではそれらよりも低めの気温になるケースが多いのです。
このことからも、宮崎市の夏の暑さは確かに存在するけれど、“気温の数字だけ見れば意外と落ち着いている”ことがよくわかります。